毒親ヨシコさんの事件簿~第10章 三匹の子ブタのウーの悲劇 あなたは涙なしに読むことができるか!~
nth3son
Toxic mother, Yoshiko's Case File 毒親ヨシコさんの事件簿
昔むかしある処に、ヨシコさんというオオカミ的お婆さんがいたとさ。
ヨシコさんが、オサチの近くの高齢者施設に入居して数年が経ちました。それから米寿、卒寿も無事済ませ、白寿へと真っしぐらです。ひ孫も3人いますよ!
これも、毎日毎日ヨシコさんをお世話してくださる職員皆様のおかげです。この新型コロナウイルスの中、職員の皆様のご苦労は、並大抵ではありません。本当にありがとうございます。
ヨシコさん、毎日美味しい食事を食べ、体重も増えました。洋服がパツパツとか。この調子ですと120歳まで大丈夫そうです。子ども達三人衆は、ヨシコさんが毎日心穏やかに過ごすことだけを願っております。
それでは、漏れ聞こえるヨシコさんのエピソードをひとつ。
ある夜、職員さんが懐中電灯を持って夜の回診をしていると、どこともなくザザザーという世にも不思議な音が聞こえてきました。職員さんの心の中は、ザワザワザワザワと恐怖で一杯、こんな夜中に何事が起きたのか!
職員さんが懐中電灯をビカッと照らしたその瞬間、その瞬間
シーツを身体にぐるぐる巻いたヨシコさんがの後ろ姿が、
芳子さん、クルッと職員さんのほうを振り向くと、高々と右手を掲げて叫んだのでした!
“自由の女神”
〇追伸
ヨシコさんは、ニューヨーク観光で”自由の女神”を見物したことがあります。よっぽど自由の女神の印象は強かったのですね。20年以上たってもヨシコさんの心の中の自由の女神は永遠でした。トーチの替わりに”虎屋の羊羹”を掲げていたら、もっと凄かった。
詳しくは”第14章 ヨシコさんアメリカ東海岸ツアーの旅 フライト離陸はヨシコさん待ちの超法規的措置〜”をご覧ください。