毒親ヨシコさんの事件簿

毒親ヨシコさんの事件簿〜第17章 いぼ痔のユキオさんはアイディアマン、お尻だって洗って欲しかった!いぼ痔編〜

nth3son

昔むかしある処に、ユキオさんと言う昭和一桁生まれの男子がいたとさ。

生前のユキオさんで思い出すのは”いぼ痔”です。ユキオさんは静かに悩んでいました。病院へはなるべく行かないで、軟膏などの自己治療をしていました。お気に入りは”ポステリザン軟膏”という、浣腸みたく肛門に挿入できる薬でした。

さらに、いぼ痔への負担を少なくするため、和式でなく洋式のほうがいいとの結論に達していました。エモちゃん方が幼少の頃、洋式便座を木で自作して和式便所に設置して使用していました。昔の汲み取り式便所の中には男女兼用で、しゃがむ所は一段高くなっていたのです。

それから数年経ち、新築した時も洋式水洗トイレにしました。水洗トイレは設置できない地域だったので、わざわざ自家用浄水装置を自費で付けたくらいの熱の入れようです。トイレが寒くならないように、集中暖房も備えました。

用を足す時は、煙草を吸いながら、ゆっくり新聞を全部読んで、肛門への負荷を最小限に抑えていたのです。

ユキオさんには壮大な夢がありました。トイレットペーパーを使用しないで用を足すお尻洗い機を作ることです。ユキオさんのアイディアは、大便を流したあと、お湯が便器に溜まり、お尻全体を洗ってくれるという代物です。そのアイディアを楽しそうに子供たちに語るユキオさん、本当に嬉しそうでした。

しかし、子供心に、大便が付着した便器にお湯が溜まるのも、あまり清潔ではないな?と思っていました。

次に登場したトイレグッズは、ポータブルの電動尻洗い機でした。ユキオさんはお湯入れて使ってました。きっとテルマエ ロマエの阿部寛みたいに恍惚の表情だったのでしょう。

さらに時が流れ、遂にTOTOが画期的なウォシュレットを世に送り出したのです。ポータブル電動尻洗い機の進化系です。ビテ方式で局部をピンポイントに洗ってくれる洋式トイレのアイディアはさすがプロだと思いました。

ユキオさん敗れたり〜〜〜。
いいえ、ユキオさんは、発売と同時に購入し、それから死ぬまで大切に使いましたとさ。いぼ痔にこれだけ愛情を注いだユキオさん、せめて病院でより良い治療を受けてもらいたかったです。めでたし、めでたし。

(追伸)日本では標準装備のウォシュレットが、どうしてアメリカで普及しないのか!未だに21世紀の謎です。

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もふもふエモちゃん
もふもふエモちゃん
毒親ヨシコさんの事件簿の作者
ブログ初心者。 三毛猫ふたりに癒されていて、幸せです。 毒親ヨシコさんに、メンタルが壊されないよう努力がモットー。
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